こんな症状の方は脊椎内視鏡外科を受診してください
1)下肢の症状
- 腰・臀部(おしり)~大腿(太もも)・下腿(ふくらはぎ)・足の指にかけてしびれや痛みが出現し、日常生活が困難となってきた。
- 長く立っていたり歩いていくと、下肢がだるくなってくる・しびれがでてくる・足が前に出なくなってくるなどの症状が出現し、しゃがみこむあるいは前かがみの姿勢で数分休むとその症状が軽快し、また歩けるようになる(馬尾性間欠性跛行:ばびせいかんけつせいはこう)という症状を認める。
- 腰をそったり、上を向いて寝ていると、臀部から足にかけて電気が走るような痛みが出現してくるようになった。あるいは、横向きでないと寝ることができなくなってきた。
- 長く歩いていくとつまづいてこけそうになったり、膝の力が抜けて歩けなくなってくるのだが、腰を曲げて歩くと長く歩ける。


2)上肢の症状
- 首(頚椎)から腕や指先にかけてしびれや痛みが出現して、日常生活が一部困難となってきた。
- 箸使い・ボタンはめ・書字など(巧緻運動障害:こうちうんどうしょうがい)がしづらくなってきた。
- 歩いていくと膝がガクッと力が抜けたり、足先がよくつまづいてこけそうになったりしてきた。
- 階段は手すりを使えば登れるが、降りるのがスムースに降りれずに怖くなってきた。
- 空を見上げたり、うがいをした時などに、首から腕や手の指あるいは背中全体に電気が走るような痛みがでてきた。
- 手に持ったものを容易に落とすようになったり、腕や足に力が入りづらくなってきた。
- 上を向いて横になると、上肢に痛みやしびれが出現して寝ることができなくなってきた。
- 午前中は調子良いが、午後から夕方になってくると腰や下肢が重だるくなってくる。
※腰痛や肩こりのみで上肢や下肢にしびれや痛みがない場合には、脊椎内視鏡手術の適応とはなりません。
※長く立っていたり歩いていくと出現してくるしびれは手術後には軽快しますが、安静時(寝ていたり座っていて感じるもの)にしびれがある場合は、手術をしてもよくなるかどうかはわかりません。特に1年以上前から安静時のしびれを自覚している場合には、手術をしてもしびれは改善せずに遺残してしまいます。
※安静時のしびれを自覚したら、できるだけ早期の手術をお勧めします。
① 脊椎内視鏡外科の手術適応疾患
③ 日本で生まれた脊椎内視鏡手術
④ 脊椎内視鏡手術の実際と脊椎内視鏡手術と従来法の創部
⑤ 脊椎内視鏡外科の診察日・手術日
⑥ 脊椎内視鏡手術における入院経過と手術後の注意および再診など
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