MED(内視鏡下椎間板切除術)とMEL(内視鏡下椎弓形成術)

 MEDとは、腰椎椎間板ヘルニアに対して、内視鏡を用いてヘルニアを摘出する手術です。一方、MELとはそれ以外の神経の圧迫をとる手術であり、腰部脊柱管狭窄症に対して行われることが多いです。腰椎に限らず、頚椎、胸椎にも行われます。どちらもMED専用の内視鏡器械を用いて、神経の圧迫をとります。皮膚を切る傷は1.6cmですが、その傷の小ささ以上に周辺の筋肉へのダメージが少ない手術です。カメラが体の内部に存在するため、上から見えないところものぞき込むように見ることができます。手術中はカメラの画像が4K解像度のモニターに映し出され、良好な視野で手術することができます。手術は全身麻酔で行われ、1週間程度の入院で退院することが可能です。

整形外科 中尾慎一

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