院長挨拶

 令和3年4月1日より院長職を拝命いたしましたので、ご挨拶させていただきます。私は平成11年に整形外科医として日本赤十字社和歌山医療センターに赴任して以来、22年間和歌山の医療に従事してきました。日赤での後半10年間は地域医療を担当し、堀口記念病院との良好な医療連携を構築することができました。
 当院が目指す医療は、救急医療、急性期医療に始まり、社会復帰・家庭復帰までを視野にいれた継続医療であります。疾患の種類や重症度にもよりますが、可能なかぎり初療から治療終了までを自院で行う自己完結型医療を目指します。より高度な医療が必要な場合は、高度医療を担う基幹病院と連携して地域完結型医療を目指します。一方で当院から直接自宅へ帰れない患者さまには療養型病院や介護施設との連携を密にして安心、安全な医療を提供します。この目的のために当院は、一般急性期病床、回復期リハビリテーション病床、地域包括ケアー病床を有しています。回復期リハビリテーションでは、自院での急性期医療に伴うリハビリテーションに加え、高度急性期病院からの転院リハビリテーションを積極的に受け入れています。地域包括ケアーシステムは、退院後の生活を想定して行う医療体制で、高齢化が進む和歌山県において今後ますます重要になってきます。
 私は整形外科医として多くの診療、手術を行ってきました。当院の前身は整形外科病院で手術のための設備、器具も充実しています。健康寿命を妨げる原因は、痛み、関節障害、神経障害などの「運動器の障害」です。外来は月曜日から土曜日まで毎日行っていますので、年だからと諦めずに是非当科を受診してください。四肢の外傷、骨折などの救急は24時間、365日対応しています。
 現在は内科、外科など診療科の数も増え、チーム医療を実践し、民間病院ならではの自由な視点で診療を行っています。「堀口記念病院で良かった」と地域に愛され信頼される病院を目指します。

略歴

  • 京都大学医学部卒 卒業
  • 京都大学医学部大学院 卒業
  • 日本赤十字社和歌山医療センター 整形外科 兼 リハビリテーション科部長
  • 同 副院長
  • 和歌山整形外科医会名誉会員

資格

  • 京都大学医学博士
  • 日本整形外科学会専門医・指導医・脊椎脊髄病医
  • 日本脊椎脊髄病学会指導医・専門医
  • 日本人工関節学会認定医
  • 日本骨粗鬆症学会認定医
  • 中部日本整形外科学会評議員