BKP(経皮的椎体形成術)

圧迫骨折は正式には骨粗鬆症性椎体骨折と言い、骨粗鬆症であるがゆえに、椎体と呼ばれる背骨の部分がつぶれていく骨折です。まず骨折すればその部分の痛みがありますし、胸腰移行部と呼ばれる胸椎の下位部分、腰椎の上位部分がつぶれると後弯といって、背中が曲がってしまいます。背中が曲がってしまうとそのために背部痛が出ることがあります。
 BKPは骨折の痛みをとり、風船で膨らませた椎体部分に骨セメントをいれて強くする手術です。風船で膨らませるので、骨折部分で背中が曲がってくるのを防ぐことができます。手術は全身麻酔でおこない、手術時間は40分程度です。手術の傷は左右に5mm程度のものが2つになります。入院期間はもともとの生活程度や、筋力によって様々です。

整形外科 中尾慎一

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