妊娠中の過ごし方・気をつけることを時期別に解説

妊娠中の過ごし方・気をつけることを時期別に解説

妊娠すると喜ばしい気持ちとは裏腹に、自分の体や心の変化についていけず、戸惑いを感じてしまうこともあるでしょう。

ここからは妊娠期ごとの身体の変化や注意すべきポイント、妊娠中にやっておきたいことについて解説しています。

せっかくのマタニティライフですから、お腹の赤ちゃんとともにできるだけ快適に過ごし、出産を迎えましょう。

目次

赤ちゃんの成長とママの変化について

赤ちゃんの成長とママの変化について

まずは、お腹の中で赤ちゃんがどんなふうに成長していくか、それにつれてママの身体がどう変化していくかを知りましょう。

スクロールできます
区分赤ちゃんの発育ママの変化
4~7週
(2ヶ月)
身長約2cm 体重4g
頭でっかちの二頭身で胎芽と呼ばれる
目・口・耳が判別できる
つわりが始まる
基礎体温は高温が続く
下腹部が張ったり腰が重くなる
8~11週
(3ヶ月)
身長約9cm 体重約20g
三頭身となり心臓・肝臓が活動し始める
尿回数が多くなり便秘になりやすい
おっぱいが張ってくる
12~15週
(4ヶ月)
身長約16cm 体重約120g
胎盤が完成し血液が体内を流れ始める
性器がつくられる
安定期に入り、つわりがおさまり食欲がでてくる
乳輪が着色し、黒みをおびてくる
乳房が発育する
16~19週
(5ヶ月)
身長約25cm 体重約350g
活発に動き始め心音が聞ける
髪の毛や爪が生えてくる
お腹が目立ってくる
早い人は胎動を感じる
乳汁分泌が始まる
20~23週
(6ヶ月)
身長約33cm 体重約700g
羊水の中で動き回る
全身に産毛が生えてくる
ほとんどの人が胎動を感じる
乳房がますます発育する
24~27週
(7ヶ月)
身長約38cm 体重約1200g
脳が発達して、体の動きをコントロールする
貧血になりやすい
足にむくみや静脈瘤が現れやすい
28~31週
(8ヶ月)
身長約43cm 体重約1800g
体内で位置がほぼ一定する
筋肉も発達し体づくりがほぼ終る
胃が押し上げられ食事がつかえる
妊娠線が出る人もいる
32~35週
(9ヶ月)
身長約47cm 体重約2500g
皮下脂肪がつき丸みを帯びた体つきになる
内臓が圧迫され胃がつかえる
動悸・息切れがする
おりものが増えてくる
36~40週
(10ヶ月)
身長約50cm 体重約3100g
外見上の発育は完了する
尿の回数が増える
お産が近くなると胃の圧迫感がなくなる
おしるし・破水が起こることがある
引用:日本赤十字社 第1章妊娠中の過ごし方

妊娠中の過ごし方を時期別に解説

妊娠中の過ごし方を時期別に解説

妊娠中といっても初期・中期・後期によって体の状態や注意点が異なります。ここからはそれぞれの特徴や過ごし方について解説します。

【妊娠初期】妊娠1〜4カ月(妊娠0〜15週)の過ごし方

【妊娠初期】妊娠1〜4カ月(妊娠0〜15週)の過ごし方

妊娠初期はお腹の大きさは変わりませんが、下腹部の張りや痛みを感じることがあります。痛みが続いたり出血を伴う場合はすぐに婦人科を受診してください。

仕事もつわりがひどくなければ普段通りで問題ありませんが、立ち仕事の場合は張りやすくなるので小まめな休憩が理想的です。安定期までと待たずに職場には早めに妊娠報告をしましょう。

まだ妊娠・出産・育休などに理解がない会社も残念ながらありますよね。そんな時に役立つ「母性健康管理指導事項連絡カード」というものがあるのはご存じでしょうか?

「母健連絡カード」とは
働く妊産婦が医師等から通勤緩和や休憩などの指導を、事業主に的確に伝えるための書類です。
「母健連絡カード」は診断書と同等に取り扱われる書類なので、提出された事業主は記載内容に応じた適切な措置を取らなくてはいけません。
仕事に影響が出てくる場合は、主治医に一度相談してみましょう。
参考サイト:厚生労働省委託 働く女性の心とからだの応援サイト

風邪や感染症予防・薬の服用

妊娠すると免疫が低下します。お母さんの免疫細胞が赤ちゃんを「異物」とみなして攻撃しないようにするためです。そのため妊娠中は、風邪や感染症に気を付ける必要があります。

外出時にはマスクを着用し、手洗いうがいを徹底して、感染症を避けましょう。また、妊娠中でも接種できるインフルエンザの予防接種を受けておきましょう。食中毒を避けるためにも刺身、生ハム、生卵、ナチュラルチーズなどもなるべく食べないようにしましょう。

妊娠初期には高温期が続くため熱っぽさを感じたり、風邪をひいた時のような体のだるさや頭痛といった症状がみられることがあります。この時に注意したいことが風邪と勘違いして、自己判断で市販の風邪薬を服用しないことです。

風邪薬以外にも妊娠前から服用している薬があれば、妊娠がわかった段階で医師に相談してください。体調を崩した場合は、受診し妊娠中に服用できる薬を処方してもらいましょう。

葉酸の摂取

ビタミンB群のひとつである「葉酸」は、妊娠初期に起こる胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクを低減させる効果があります。そのためには普段の食事で摂取している葉酸とは別に、サプリメントなどの栄養補助食品から1日400㎍の葉酸を摂取するよう厚生労働省も推奨しています。

葉酸の大切さについてもっと知りたい方はこちらも合わせてお読みください。

激しい運動や体に負担がかかる行動は避ける

妊娠初期に激しい運動はお腹に負担がかかるため禁物です。体調に問題がなければ、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を取り入れることは気分転換や運動不足を避けるためにも大切です。

体調が安定しない時期なので、車での遠出や旅行、引越しなど、体に負担のかかる行動は避けるようにしましょう。

自分に優しい日常生活を送る

日常生活では重いものを持たない・お腹を圧迫しない・体を冷やさない・長い時間歩かない・過労を避けるなど、無理しないのように、自分に優しく過ごしましょう。

2人目以降を妊娠中の場合は、休息できず体に負担がかかることも。家族や外部サービスのサポートを受けながら、うまく乗り切りましょう。

【妊娠中期】妊娠5〜7カ月(妊娠16〜27週)の過ごし方

【妊娠中期】妊娠5〜7カ月(妊娠16〜27週)の過ごし方

妊娠中期には、お腹が出てきて妊婦らしい姿になってきます。つわりの症状が落ち着きはじめ、胎盤が完成し、胎動を感じるようにもなり安定した生活を送りやすい時期です。

出産へ向けて赤ちゃんグッズの準備をしたり、妊娠中にやっておきたいことを消化していったり、計画を立てて無理せず過ごせるようにしましょう。

体重管理をする

妊娠5ヶ月~7ヶ月で、胎児は約1200g程度までどんどん大きくなります。それにつれてお母さんの体重も増えやすくなります。つわりもなくなり、食べられなかった分ついつい食べ過ぎてしまうこともありますね。

過度な体重の増加は、妊娠性高血圧症候群や妊娠糖尿病を合併しやすくいので、安産に向けて体重管理が大切になります。妊娠後期はより体重が増加しやすいので、中期から体重管理を癖づけましょう。

厚生労働省が妊娠全期間を通して推奨している体重増加量は、下記の通りです。

体格区分推奨体重増加量
低体重(やせ):BMI18.5未満9~12kg
ふつう:BMI18.5以上25.0未満7~12kg
肥満:BMI25.0以上個別対応(約5kg目安)
参考サイト:「妊娠期の至適体重増加チャート」について

こちらを参考に、妊娠中期以降は1週間で500g以内の体重増加を目安に管理していきましょう。

お腹の張りや痛み・出血がある時は休息する

妊娠中期には、お腹の張りや痛みの症状が出ることがあります。子宮の収縮や胎児の成長で、お腹が突っ張ることが原因です。その他に冷えやストレス、性行為、便秘などが原因になることも。

お腹の張りや痛みは、妊婦さんによく見られる自然な現象なので心配しすぎる必要はありません。張りや痛みを感じた時は、無理せず、休息をとり安静に過ごしましょう。

ただし、休息しても張りや痛みが続く場合や、我慢できないほどの痛みが出た場合は、すぐに産婦人科を受診してください。切迫早産や常位胎盤早期剥離のリスクも考えられます。

妊娠中期の少量の出血は、子宮膣部のびらんや、子宮頸管ポリープの出血で大きな影響はありません。

ただし出血量が多い場合や痛みを伴う場合には、切迫早産や常位胎盤早期剥離、前置胎盤のリスクがあるため、速やかに産婦人科を受診しましょう。

出血が続くようなら、タイミングや頻度、量や色について記録しておくようにしましょう。

バランスのよい食生活や適度運動を心がける

妊娠中は便秘症状に悩まされることが多いです。妊娠中に増加するプロゲステロンという女性ホルモンは、体内に水分を蓄積するよう働きます。

その働きにより便の中の水分が少なくなり便秘がちになります。また活動量が低下することで、腸の動きが悪くなり便秘に繋がりやすくなります。

小まめに水分補給し、食物繊維が豊富な食材や発酵食品を意識して摂りましょう。また、マタニティヨガやウォーキングなど、適度な運動を取り入れるといいでしょう。適度な運動は腰痛対策にもなります。

食生活改善や運動を行っても便秘がなかなか良くならず苦しい場合は、産婦人科で相談し酸化マグネシウムなどを処方してもらうと楽になりますよ。

妊娠中にやりたいことを無理せず消化していく

妊娠後期に入るとお腹はますます大きくなり、動きにくくなったり、マイナートラブルが増えたりします。安定期で身動きのとりやすい妊娠中期に、出産準備や赤ちゃんグッズの買い出し、他にも産後までにやっておきたいことを計画的に進めていくといいでしょう。

張りや痛みがある場合は、無理せず休息を忘れないでくださいね。

妊娠中にやっておきたいことを本記事の最後の方にまとめているので、是非最後まで読んでください。

【妊娠後期】妊娠8〜10カ月(妊娠28〜40週)の過ごし方

【妊娠後期】妊娠8〜10カ月(妊娠28〜40週)の過ごし方

いよいよ妊娠後期です。お腹もどんどん大きくなり、妊婦検診の回数も2週間に1回、1週間に1回と頻繁になり出産へと向かいます。

引き続き体重管理を行う

妊娠中期で紹介した適正な体重増加を目標に体重管理を引き続き行いましょう。

妊娠後期は大きくなったお腹が太い静脈を圧迫するため、むくみやすくなります。むくみがひどくなると、体重もどんどん増加してしまうので、適度な運動を取り入れたり、マッサージをしたり、身体全体の血流をよくしてあげると少しマシになりますよ。足湯もおすすめです。

お腹の張り・痛みに注意して過ごす

妊娠後期はお腹が大きくなることで、腰や下腹部に負担がかかり子宮の収縮が起こりやすくなります。

他にも様々な要因でお腹が張りやすくなりますが、出産に向けての準備でもあるので、1回の張りが数十秒でおさまり、1日数回なら心配はいりません。

  • 横になり休息しても治まらない
  • ガチガチに張ったままの状態である
  • 我慢できない痛みを伴う
  • 出血を伴う(おりものがピンク色・多量の場合も)
  • 胎動が少ない

上記のような症状がある場合は、切迫早産や常位胎盤早期剥離など危険な可能性があるので、すぐに産婦人科へ電話で相談するか、受診してください。

骨盤底筋を意識した運動を心がける

大きくなった子宮が膀胱を圧迫し、尿もれや頻尿といった症状が出てくることが多いです。

尿もれや頻尿が気になって、水分を控えたりトイレを我慢したりすると、膀胱炎になる可能性もあります。赤ちゃんや母体のためにも、水分補給はしっかりと取ったうえで、骨盤底筋を意識した運動を心がけましょう。

産後しばらく尿漏れに悩まされるという方も多いので、妊娠中から骨盤底筋に力をいれたり、緩めたりといった運動を取り入れましょう。

同時に呼吸もしっかりと意識することで、いざ陣痛がきても呼吸と骨盤底筋を意識できれば安産に繋がりやすいですよ。

早めに出産準備をする

出産はいつ、どんな風に始まるかは誰にも分かりません。妊娠後期に入ったら早めに出産に向けての準備を行いましょう。

【里帰り・入院の準備】

里帰り出産を予定されている方は、32~35週までには帰省し、帰省先の産婦人科へ通院しましょう。
飛行機に乗る場合は医師の診断書が必要になるので、早めに準備が必要です。

入院準備もいつでも持って出られるように臨月になる前には用意しておきたいですね。自分だけが先に病院へ行き、家族に後で持ってきてもらうということもよくあるので、早めの準備と家族との共有が大切です。

【手続きに関する準備】

産休に入るまでに、産休・育休など会社での手続きに関してしっかりと調べておきましょう。

産後は、出生届の提出や、出産一時金の申請、健康保険の手続きなど必要な手続きが多くあります。申請日時や申請場所、書類など、家族でしっかりと共有しておきましょう。

参考サイト : 出産時の届出 – 大阪市

【緊急時に備える準備】

おしるしや陣痛から始まるお産ばかりではないので、破水した時の準備やタクシーの連絡先、上の子の預かり先など、考えられる緊急時に備えて準備をしておきましょう。

いつ生まれてもおかしくないという準備ができていれば、いざというときに気持ち面で少し余裕ができます。

妊娠時に気をつけたい日常生活における注意点

妊娠時に気をつけたい日常生活における9つの注意点

妊娠・出産は病気ではありませんが、これまで通りの生活を送ることが難しくなります。

自分の体を労わりつつ、健やかで楽しい妊娠生活を送れるようにしましょう。

ここからは妊娠中の日常生活において気を付けたいこと・注意点について解説します。

睡眠と休息

妊娠中は十分な睡眠と休息をとるように心がけましょう。

規則正しい生活が理想ですが、妊娠するとホルモンバランスの変化やつわり、頻尿、寝返りがしにくいなど、様々な原因でまとまった睡眠がとりにくくなります。新生児との生活に向けての練習とも言われます。

隙間時間に少しでも横になって休むだけでも体は休まります。体を温めたり、軽く運動をしたり、眠りやすい姿勢を見つけてみましょう。

【入浴】

妊娠中は新陳代謝が高まり発汗量や、おりものの量が増えます。妊娠中は免疫も下がっているので、毎日入浴し清潔に保つことが大切です。

長湯や熱い湯に浸かることは避け、浴室での転倒にも注意してください。

口の中のケア

昔から「一子を得ると一歯を失う」と言われたほど、妊娠中は虫歯や歯周病など、口腔の病気が悪化しやすい傾向にあります。

女性ホルモンが急激に増加することで歯周病原性細菌が増殖しやすくなったり、口腔の自浄性が低下したりすることが原因です。

つわりの時期は歯磨きも不快な状態になることもありますが、できるだけ調子が良いときにこまめに歯磨きやうがいをしましょう。

母子手帳の記載や産婦人科からの指導もありますが、妊娠中期には痛みがなくても歯の健診を受けるようにしてください。

家事の役割分担

特にトラブルがなければ、妊娠中でお普段通りに家事をこなすことができます。足元が見えにくくなるので、お風呂掃除や階段・段差には十分に気を付けましょう。

ただし、疲れが溜まっていたり、つらいときには無理をしないことが大切です。床拭きなど、お腹を圧迫する動作は避けましょう。

妊娠中からパートナーと相談して家事を役割分担しておくと、産後も赤ちゃんのお世話と家事やお仕事の両立がスムーズになるでしょう。

【旅行・スポーツ】

妊娠初期と後期は、旅行や激しいスポーツは避けましょう。安定期には、無理のないスケジュールで旅行を楽しむのもよいでしょう。

適度な運動は妊娠期を通して必要ですが、切迫早産などのリスクを抱えている人は、とにかく安静に過ごす必要があります。特にトラブルがなければ、マタニティヨガやウォーキングを習慣にするのがおすすめです。

食事】

妊娠初期はつわりの症状もあり、心身ともにデリケートな時期です。この時期に無理に食事しようとすると、ストレスになることも。

食べられないときに無理して食べる必要はありません。レモンや梅干しなどの酸っぱい食べ物や、冷たい食べ物は口当たりがよく、つわりの時期にもおすすめです。

なるべくさまざまな食品から多くの栄養素を積極的に摂ることがおすすめです。塩分、糖分、脂肪分の摂りすぎには注意し、主食を中心に副菜をたっぷり、主菜でたんぱく質をしっかり摂れるバランスの良い食事を心がけましょう。

後期になり子宮が胃を圧迫して苦しいときは、食事を小分けにして消化の良いものを食べるといいでしょう。

尿漏れ・便秘

妊娠すると頻尿や尿もれ・便秘に悩まされることもあります。膀胱炎や痔を防ぐためにも、毎日決まった時間に排便する習慣を付け、なるべく我慢しないようにしましょう。

食物繊維の多い食品や乳製品、発酵食品などを積極的にとりましょう。

性生活

妊娠が安定していない初期の性交渉は控えめにしてください。性交渉の際には、清潔にすることを心がけ、お腹を圧迫しないようにしてください。お腹に張りや痛みがあれば中止しましょう。

感染症を防ぐためにもコンドームは必ず使用しましょう。

仕事

妊娠がわかったら、できるだけ早めに職場へ伝えましょう。妊娠初期はつわりで思うように仕事ができないこともあります。体への負担が少ない業務へ変更してもらうなど、仕事環境を見直してもらえることも。

厚生労働省が発行する「母性健康管理指導事項連絡カード」を利用して、職場の理解や協力を求めましょう。

産前休暇は出産予定日前6週間(双子以上の場合は14週間前)から取得でき、産後休暇は出産の翌日から原則8週間取得できます。

姿勢や動作

妊娠中はお腹が大きくなり、重心が変化することで体が疲れやすく、腰痛が出ることもあります。

姿勢が悪くなるとお腹へ負担をかけてしまうため、意識して正しい姿勢を保つようにしましょう。階段の昇降では、バラン

を崩して転倒しないように手すりにつかまりましょう。

重い物を持つ動作にも注意が必要です。お腹が大きくなってくると、思うような動きができない場合も。周りの人の協力を得て無理なく過ごしてください。

妊娠中にやっておきたいこと

妊娠中にやっておきたいこと

妊娠中は心身ともに大きな変化があり、しんどいことも多いですが、妊娠中にしか味わえない幸せもたくさんあります。

ここからは妊娠中にやっておきたいと人気なこと、先輩ママたちがやっておけばよかったと後悔していることなどを紹介していきます。

記録を残す

長いようで短い妊娠期間。どんどん大きくなるお腹や、妊娠中にしか感じられない胎動や気持ちなどを、もっと記録として残せばよかったという声をよく聞きます。

最近では専用のアプリもあり、エコー写真も一緒に記録できるようになっているものもあります。心や体の変化を記録することで、2人目以降の参考になることもあるでしょう。意外といろいろと忘れちゃいますからね。

マタニティフォトも根強い人気がありますね。お腹が大きくなり体調も安定している妊娠後期がおすすめです。生まれてくる子どもと、数年後に見返してもいい思い出になるでしょう。

ニューボーンフォトをお考えの方はマタニティフォト・ニューボーンフォトがセットでお得になるプランもあるので、一緒に考えてみるのがおすすめです。

保険加入の準備

生まれてくる子どものための保険について、夫婦で話し合いましょう。また、現在加入している夫婦の生命保険についても家族形態が変わっていくので見直すいい機会となります。

生まれてからでもと思っていると、産後は忙しくてついつい学資保険なども後回しになりやすいので、事前に相談し考慮しておくことが大切です。

家の近くの小児科・耳鼻科などを探す

気が早いように思いますが、妊娠中にお散歩がてら家の周りの小児科や耳鼻科などを探し、予約方法や口コミ、評判など調べておくといいでしょう。
子供はいつ熱を出すか分からないので、いざという時のために早めに調べておくと安心できます。

母親学級に参加する

地域の母子健康センターや保健所、産院が主催する母親学級に参加してみましょう。実際の赤ちゃんの大きさの人形を使った沐浴体験ができたり、同じくらいの予定日の妊婦さんが集まる情報交換の場にもなるでしょう。

他にも夫婦の時間を大切にしたり、映画やコンサートなどを観に行ったり、資格取得をしたりと妊娠中にやっておきたいことはたくさんあると思うので、計画を立てて無理なく楽しく過ごせたらいいですね。

参考サイト : 産後の育児もこれで安心♪妊娠中にやっておきたいこと26

妊娠中の過ごし方に関するよくあるQ&A

妊娠中の過ごし方に関するよくあるQ&A
妊娠中いつが一番つらい?

妊娠中一番つらいことは、つわり、痛み、むくみ、切迫気味の状態、管理入院などお産の数だけ人それぞれの辛さがあると思います。
全ては可愛いわが子に出会えるため、終わりがないわけじゃないと思って、マタニティライフを過ごしたいですね。
辛いときには相談できる家族や友達、サポートセンターなどを利用して、辛い気持ちを貯めこみすぎないようにしてください。

妊娠中のNG行為は?

妊娠中は重いものを持ち上げない・お腹を圧迫しない・疲れを溜めすぎない・体を冷やさない・長時間歩かないなど、日常生活でとにかく無理をしないことが大切です。

ただし、2人目以降の妊娠であれば、上の子のお世話もあるでしょう。また、職場環境によっては、体に負担がかかることもあるかもしれません。できるだけ周りのサポートを受けて、妊娠時期を乗り切りましょう。

妊婦が仰向けになるのはなぜダメなの?

妊娠中期や後期に仰向けの体勢で寝ると、子宮が下大静脈と呼ばれる血管を圧迫し、「仰臥位(ぎょうがい)低血圧症候群」を引き起こすリスクがあります。

この症状を引き起こすと全身の血流が悪くなり、頻脈・冷や汗・顔面蒼白などの症状が出ます。シムス位といって左側を向いて寝る姿勢なら、血流がよくなるため「仰臥位(ぎょうがい)低血圧症候群」の発症を防ぐことができます。

妊娠中に左を下にして寝ることが推奨されるのはなぜ?

左下で寝ると胎児の体重が左にある動脈に乗り、静脈にかかる比重が少なくなるため、血流が妨げられることはありません。動脈は血液の流れが強いため、圧迫されても滞ることはありません。

仰向けで寝ると下大静脈の上に胎児が乗り、血管を圧迫するため「頻脈・冷や汗・顔面蒼白」の症状を引き起こす「仰臥位低血圧症候群」になります。

胎児の位置によって寝やすい姿勢も変わると思うので、あまり気にせず、自分にとって一番寝やすいポジションを探してみましょう。抱き枕や授乳クッション、バスタオルなどで工夫するといいですよ。

目次