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骨粗鬆症とは?

 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、骨の中がスカスカの鬆(す)が入った状態になることで、骨がもろくなる病気です。骨粗鬆症になると軽く転ぶ、ぶつけるなどの少しの衝撃でも骨折しやすくなります。骨粗鬆症による骨折が原因で介護が必要な状態になる人も少なくありません。 特に閉経後の女性に多く、女性は男性の約3倍と言われています。

背が低くなる
背中が曲がる
背中や腰が痛む
    などの症状がみられます。

 骨粗鬆症の検査の都道府県別受診者数を見ると和歌山県はワースト3に入っています。しかしこの検査を受けた人のうち32.3%が骨粗鬆症とされ全国平均を上回っています。高齢者に多い骨折として大腿骨近位部骨折、脊椎圧迫骨折、橈骨遠位端骨折、上腕骨近位端骨折などが挙げられます。これらの骨折の原因には骨粗鬆症が隠れていることが多いです。

 
受診者数(人)
要精検者数(人)
要指導者数(人)
全国
287,782
42,725(14.8%)
81,075(28.2%)
和歌山県
408
44(10.9%)
132(32.3%)

 平成20年度 地域保健・健康増進事業報告(健康増進編)骨粗鬆症検診受診者数,都道府県-18大都市-中核市-その他政令市、指導区分・年齢別(女) 参照

骨粗鬆症の治療について

治療には注射薬と飲み薬があります。当院で採用しているお薬を紹介します。

注射薬

 注射薬には毎日する注射、週に1回の注射、半年に1回の注射の3種類があります。

毎日注射するタイプ(骨が作られるのを促進するお薬)
1日1回お腹や太ももに注射します。自分もしくはご家族に注射して頂きます。針は糖尿病の患者様がインスリンの注射に使うのと同じ針で、髪の毛より細いです。 注射を始める場合は、当院で注射方法を指導させて頂きます。また練習用の機械もご用意しております。分からない場合はいつでもお尋ね下さい。 決して難しくないので、当院を退院後にご自宅や施設で、この注射をしておられる患者様は大勢いらっしゃいます。

週に1回注射するタイプ(骨が作られるのを促進するお薬)
週に1回、外来に来ていただき注射します。

半年に1回注射するタイプ(骨が壊れるのを抑えるお薬)
半年に1回、外来に来ていただき注射します。

内服薬

 内服薬には骨が作られるのを促進するお薬、骨が壊れるのを抑えるお薬、腸からのカルシウム吸収を促進し体内のカルシウムの量を増やすお薬の3種類があります。

骨が作られるのを促進するお薬
・ビタミンK2製剤

骨が壊れるのを抑えるお薬
・ビスフォスフォネート製剤   ・SERM(サーム)製剤   ・エストロゲン製剤
・カルシトニン製剤       ・イプリプラボン製剤

腸からのカルシウム吸収を促進し体内のカルシウムの量を増やすお薬
・活性型ビタミンD3製剤     ・カルシウム製剤

 内服薬は毎日飲むお薬、週に1回飲むお薬、月に1回飲むお薬など色々なお薬があり、新しいお薬もたくさん出ています。どんなお薬を処方するかや、いつからお薬を処方し始めるかは年齢や骨粗鬆症の進み具合によって医師が判断します。
  内服薬の中では有効性が高いと言われているビスフォスフォネート製剤は腸からの吸収が悪く、起床後の空腹時に飲む必要があります。また他の食べ物と一緒に摂取すると薬物吸収が落ちるため、他のお薬や食べ物も30分間は摂ってはいけません。 他にも食道炎を予防するため内服後30分間は横にならずに過ごす必要があるなど、いくつかの注意点があります。処方する場合は、それらについても詳しく説明させて頂きます。

日常生活で骨粗鬆症予防のためにできること

食事

 1日3食栄養バランスのとれた食事をすることが大切です。その中でも骨粗鬆症予防につながる栄養素を紹介します。

カルシウム
骨が作られる材料になります。牛乳、チーズなどの乳製品、干しエビ、小松菜、大豆製品などに多く含まれます。

ビタミンD
カルシウムが腸で吸収されるのを助けます。さらに腎臓でカルシウムを再吸収するように働きかけます。しらす干し、イクラ、鮭、さんま、キクラゲなどに多く含まれます。

ビタミンK
骨が作られるのを促進します。納豆、しそ、モロヘイヤ、ひじきなどに多く含まれます。(お薬の飲み合わせで納豆が禁止のお薬もあるので注意して下さい)

運動

 無理の無い範囲で運動することが大切です。 ウォーキングや筋力トレーニングなど骨に適度な刺激が加わる運動が効果的です。運動をすることで骨に適度な刺激が加わると、骨にカルシウムが沈着しやくすくなり、骨が太く強くなります。 また骨は腱(けん)を通して筋肉につながっているので、筋力トレーニングをすることで骨に直接刺激を与えることができ、それによりカルシウムが骨に沈着することが期待できます。ただし腰痛や関節痛などの持病がある方は、運動することで持病の症状が悪化してしまうこともあります。まずは医師にご相談ください。

日光浴

 ビタミンDは日光浴でも作られます。食事のところでもふれたビタミンDですが、太陽の光を浴びることでも作られます。太陽の光を浴びると体内でビタミンDが作られるのです。日焼けをするまで日光浴をする必要はなく、晴れた日なら15分くらい、曇りの日なら30分くらい外で過ごすと良いとされています。

腰部脊柱管狭窄症とは?

 腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)は、脊椎にある脊柱管(せきちゅうかん)という神経を囲んでいる管が狭窄(せまくなる)し、症状を引き起こす病気です。

症状

 腰部脊柱管狭窄症が引き起こす症状は、下肢の痛み・しびれ感などを起こしたり、腰部やお尻の周りに痛みだけが出る患者様もいるようです。 また、おしっこや排便時の障害を伴う場合はすぐさま治療が必要となります。

治療

 次に、治療方法ですが、ほとんどの患者様は保存的加療で症状が改善します。保存的加療とは、薬物療法・ブロック療法(注射)などがあります。その他に、コルセットを装着したり、リハビリテーションでの加療も有効であると言われています。 上記の治療法で効果のない患者様・症状が強い場合は手術療法も有効です。

その他

 現在当院では、脊椎の手術を実施していませんが、専門医による外来診察を毎週水曜日に行っております。 万が一、手術が必要な患者様に関しては、専門病院をご紹介いたします。

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